長年使っているレンタルサーバーのCORESERVER(コアサーバー)。
メールも運用しているのですが、毎日大量の迷惑メールが届くのが悩みでした。
もちろん、何も対策していなかったわけではありません。
CORESERVERの管理画面では、以前から次の3つを有効にしていました。
- ウイルスフィルター
- スパムフィルター
- カスタムフィルター

カスタムフィルターには、スパムレベルが一定以上のメールを削除するルールも設定していました。
それなのに、毎日大量の迷惑メールが受信箱に届きます。
「フィルターを設定していても、こんなものなのかな……」
と思いながら、SquirrelMailで迷惑メールをまとめて削除する日々。
ところが今回、設定を調べ直してみたところ、重要なことを見落としていたとわかりました。
カスタムフィルターを使うときには、受信方法の設定も必要だった
今回初めて知ったのですが、CORESERVER V1でカスタムフィルターを利用する場合、公式マニュアルでは次の設定が案内されています。
- メールアカウントの受信方法を「破棄」にする
- カスタムフィルターの最後に、メールを受信箱へ保存するルールを設定する
「破棄」って、メールを受信せずに捨てる設定なのでは?
そう思っていました。

ところが、CORESERVER V1では通常の受信処理とカスタムフィルターによる処理が別になっているようです。
実際、公式マニュアルには、メールアカウントの受信方法を「破棄」にしていない場合、カスタムフィルターを通過したメールが2通受信されるという注意書きがあります。
つまり、カスタムフィルターで迷惑メールを削除するよう設定していたとしても、通常の受信経路から届いてしまうことになるわけです。

これまでの設定を確認してみると……
私のこれまでのメール設定は、次のようになっていました。
そして、フィルターの最後に通常メールを受信箱へ保存するルールは設定していませんでした・・・。
カスタムフィルターの削除ルールが動作していたとしても、それとは別に通常のPOP/WEB受信が行われていたと考えられます。
これでは、せっかく迷惑メールの削除ルールを設定していても、受信箱の迷惑メールを減らせなかったということになりそうです。
長年、この状態で使っていたのかと思うと、少々ショックでした。

つまり、私の場合、カスタムフィルターはまったく意味をなしていなかった!?
(_△_;ガァーーーン!!
今回変更したカスタムフィルターの設定
今回は、迷惑メールをいきなり削除するのではなく、まず件名に「[SPAM]」を付けて判別する方法に変更しました。
正常なメールが誤判定された場合でも、メール自体は残るためです。
設定したルールは、次の2つです。
順1:スパムと疑われるメールの件名を変更
条件:
X-Spam-Level: \*
処理内容:
[SPAM] $SUBJECT
処理方法:
「に題名を書き換える」

これで、SpamAssassinによるスパムスコアがおおむね1以上のメールに、[SPAM]という目印を付けます。
なお、スパムスコアはCORESERVER側のSpamAssassinが計算するもので、今回のカスタムフィルターが計算しているわけではありません。
順2:メールを受信箱へ保存
条件:
.*
処理内容:
./
処理方法:
「に振り分ける」

こちらが重要な設定です。
スパム判定ルールの処理後、メールを通常の受信箱に保存するために設定します。
今回のように、迷惑メールも含めて受信箱に残したい場合は、この保存ルールを最後に置く必要があります。
メールアカウントの受信方法を「破棄」に変更
カスタムフィルターの設定を保存した後、メールアカウントの受信方法を、
「POP/WEB受信のみ」
から、
「破棄」
に変更しました。

これにより、通常の受信処理ではなく、カスタムフィルター側のルールでメールを保存する構成になります。

ただし、カスタムフィルターに適切な保存ルールがない状態で「破棄」に変更すると、必要なメールを受信できなくなる危険があります。
設定を変更する場合は、事前にバックアップを取り、十分に確認する必要があります。
変更の途中でテストしてみたら、同じメールが2通届いた!
設定変更の途中で、興味深いことがありました。
カスタムフィルターに受信箱への保存ルールを追加した後、受信方法を「POP/WEB受信のみ」のままにして、テストメールを送信してみたのです。
すると、まったく同じテストメールが2通届きました。
公式マニュアルに書かれていたとおりの現象です。
そこで、受信方法を「破棄」に変更し、もう一度テストメールを送信しました。
今度は正常に1通だけ届きました。
これで、通常受信とカスタムフィルターによる受信が重複していたことを、実際に確認できました。
迷惑メールに[SPAM]が付くようになった
変更後、受信箱を確認すると、迷惑メールの件名に[SPAM]が付くようになりました。
例えば、
[SPAM] Amazon Prime会費の引き落としに失敗
といった具合です。
ただし、今回の方法では迷惑メール自体を削除しているわけではありません。
あくまで、件名に目印を付けて区別しやすくしているだけです。
また、スパムスコア1以上という比較的低い基準にしているため、正常なメールにも[SPAM]が付く可能性があります。
しばらく様子を見て、必要なら判定基準を調整しようと思っています。
今回わかったこと
今回わかったのは、CORESERVER V1のカスタムフィルターでは、次の2つの設定が重要だということです。
- カスタムフィルターの最後に、メールを受信箱へ保存するルール(
.*→./)を設定する - メールアカウントの受信方法を「破棄」にする
この2つをセットで設定する必要があることを、長年知りませんでした。
ただし、「破棄」に変更する前に保存ルールを設定し、変更後はテストメールで正常に受信できるか確認することが大切です。
長年カスタムフィルターを設定していたつもりでしたが、仕組みを十分に理解していませんでした。
今回の変更によって、少なくとも通常メールの受信と[SPAM]の件名付与は正常に動作するようになりました。
今後、設定を見直すときに忘れないよう、備忘録として残しておきます。
参考にしたページ
- カスタムフィルターの設定(CORESERVER公式マニュアル)
- メールの設定変更(CORESERVER公式マニュアル)





