NHKドラマ「ムショラン三ツ星」をAmazonプライムで見ました。
元イタリアンシェフが刑務所の管理栄養士になる、というドラマです。
その中で気になったのが、
「1日3食の予算が543円」
というところ。
えっ、3食で543円?
1食じゃなくて?
と思ったので、実際の日本の刑務所の食事予算を調べてみました。
令和6年度までは本当に543円だった
法務省の犯罪白書を見ると、令和6年度の20歳以上の受刑者1人1日あたりの食費は、543.21円でした。
内訳はこんな感じです。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 主食費 | 97.09円 |
| 副食費 | 446.12円 |
| 合計 | 543.21円 |
つまり、ドラマに出てきた「543円」は、かなり現実に近い数字でした。
ざっくり3食で割ると、1食あたり約181円です。
これはかなり限られた予算ですね。
最新では少し上がっている
ただし、最新の令和7年度では、1人1日あたりの食費は592.22円になっています。
内訳は以下の通りです。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 主食費 | 130.81円 |
| 副食費 | 461.41円 |
| 合計 | 592.22円 |
物価高の影響もあるのか、以前よりは少し上がっています。
それでも、1日3食で600円弱。
単純に3食で割ると、1食あたり約197円です。
やっぱり安い。
食費と収容コストは別
ちなみに、この金額はあくまで食費です。
刑務所で1人を収容するための費用は、食費だけではありません。
衣類、日用品、施設の維持、医療、職員の人件費など、いろいろな費用がかかります。
犯罪白書では、令和7年度の「収容に直接必要な費用」は1人1日あたり2,364円とされています。
なので、「刑務所にいる人にかかるお金=食費592円」というわけではありません。
まとめ
「ムショラン三ツ星」に出てきた、刑務所の食費1日3食543円。
調べてみたところ、令和5年度・令和6年度の実際の予算額が543.21円でした。
つまり、ドラマ用の大げさな数字というより、かなり現実に近い数字だったようです。
最新の令和7年度では592.22円に上がっていますが、それでも1日3食で600円弱。
ドラマを見ていると「そんなに安いの?」と思いましたが、本当にそれくらいの予算で献立を考えているようです。
限られた予算の中で、毎日3食を用意する。
これは普通にすごい仕事だと思いました。


